昭和44年に東京女子医大第二病院外科に入局し、荒川区では初めて透析医療と腎臓移植を開始。その後、昭和51年4月に南千住クリニックを開設し、地域の人々の一般診療と、透析療法を含めた腎不全医療を開始致しました。その後、昭和59年2月には腎不全患者様の様々な合併症に対応するために、南千住病院を開設いたしました。 そして昭和62年5月には医療法人化し、医療法人社団愛和会 南千住病院と名称を変更いたしました。以後、患者様の通院の便宜を考慮して、荒川区内に愛和クリニックと熊の前腎クリニックを開設し、南千住病院を中心とした支援体制を整え、今日に至っております。
平成16年には全施設電子カルテ化を行い、イントラネットで連携が出来るシステムになっております。又、一般生化学検査については平成8年より南千住病院検査課において、即座に結果を出せるような体制を整え、迅速な診療支援が行えるようになっております。 入院病床は30床の一般病棟と46床の医療療養病棟を用意し、急性期と慢性期の両方に対応できる体制を整えております。平成14年には南千住病院として医療機能評価機構の認定を取得、現在まで2度の更新認定を取得し、医療の質の向上に努めてまいりました。
そして平成27年12月には、愛和会すべての施設で全自動透析装置の導入が終了し、高機能の透析療法が可能になっております。これからも絶えず最善の医療を提供できるように、研鑽を怠らず、職員一同努力していく所存でございます。
ところでこの間、透析療法の発展は目覚ましく、腎不全に伴う貧血やカルシウム代謝障害、アミロイドーシス等の合併症は軽快、改善し、患者様の予後の改善には目覚ましいものがございます。しかし、同時に食事療法等の自己管理が大切な治療法のために、年に1回の愛和ミーティングを開催し、普段の療養中には出来ないような時間をかけた、系統立てたお話をさせていただいたりして、皆様に良く理解して頂くように努めております。 その他、患者様同士や患者様とスタッフとのコミュニケーションが図れるように患者会を組織させて頂き、愛和会の協賛のもと、新年会や忘年会、そしてバス旅行などが開催され、沢山の病院スタッフも楽しく参加させて頂いております。 これからも「患者様には愛を、職場には和を」をモットーとして、患者様と共に歩んでいける愛和会でありたいと願っております。
蒲谷 堯(かばや たかし)
『患者様には愛を、職場には和を』
我々は、以下の「患者様の権利」を認識し、擁護いたします。
(患者の権利に関する世界医師会リスボン宣言より)
昭和51年4月 | 南千住クリニック開設 人工腎臓透析装置18台 |
---|---|
昭和56年2月 | 南千住クリニックに病床設置 入院病床9床 人工腎臓透析装置24台 |
昭和59年2月 | 南千住病院開設 診療科:内科、外科、整形外科、胃腸科、泌尿器科、循環器科、糖尿病内科、腎臓内科、神経内科 入院病床41床 人工腎臓透析装置34台 |
昭和62年5月 | 医療法人社団 愛和会設立 |
平成元年3月 | 愛和クリニック開設 人工腎臓透析装置30台 |
平成9年4月 | 南千住病院増改築 入院病床69床 人工腎臓透析装置70台 |
平成11年8月 | 南千住病院病床区分変更 一般病床46床 療養病床22床 計68床 |
平成14年4月 | 熊の前腎クリニック開設 人工腎臓透析装置24台 |
平成14年2月 | 財団法人日本医療機能評価機構認定病院 |
平成15年8月 | 南千住病院病床変更 一般病床45床 療養病床22床 計67床 |
平成16年10月 | 診療録の電子化 |
平成18年10月 | 南千住病院病床変更 一般病床21床 療養病床46床 計67床 |
平成19年12月 | 財団法人日本医療機能評価機構認定病院更新 |
平成23年4月 | 南千住病院標榜科目変更 内科、人工透析内科、消化器内科、外科、整形外科、泌尿器科 |
平成23年5月 | 南千住病院病床変更 一般病床30床 療養病床46床 計76床 人工腎臓透析装置56台 |
代表 | 蒲谷 堯 |
---|---|
所在地 | 〒116-0003 東京都荒川区南千住5-10-1 |
連絡先 | 03-3806-2232(代表) |
施設 | 南千住病院(東京都荒川区南千住5-10-1) 愛和クリニック(東京都荒川区荒川1-35-6四海ビル3階・4階) 熊の前腎クリニック(東京都荒川区東尾久3-26-5岩沢第一ビル1階) |
病床数 | 76床 |
職員数 | 135名 |
令和4年6月現在